さぼってんだログ 常時ネタバレ

今のところ、和製RPGのシステムについて本気出して考えてみている。ネタバレに配慮していません。

岩田氏の訃報に接し

今週のお題「ゲーム大好き」

 任天堂の岩田社長が亡くなったそうで、放置サイトですが他ページよりもここに書くのが妥当と判断し、ここに哀悼の意を表します。

 JRPGやファイナルファンタジーに関する記事はまったく道半ばで放置もええかげんにせえよと自分をどつきたくもなるのですが、全部書ききるのは無理かもだけどとにかく書かねばならぬという謎の使命感で始めたものなので、自分が死ぬまでには要点だけでも書き上げたいものだなあと思っています。■最大の死亡フラグとして名高いFF7リメイクとうとうやるらしいし、ミンウさんはその後のFFシリーズを方向付けたキャラクターだと思うので、そこだけでもどうにかしたいものですが。

 で、半端ながらもとりあえずでもここを書いてよかったと思う理由の一つは、どうやら岩田氏が読んでくださって「社長が訊く」で野村氏にインタビューするきっかけになったらしいことです。あの天才ゲームプログラマ(私にとっては、任天堂社長以前にHAL研の岩田さんなのです)に何らか行動を起こさせる事ができたというのは凄いことですよ。書くのを躊躇していたらあの反応してもらえなかったんですよ、もったいないやらありがたいやら。私が気づいてないだけで、他にも私の記事を読んでくれて何らか行動してくださってる方はいらっしゃるはず。書いてよかったです(大事二度)。続きは……が、がんばるよそのうち!(いつだ。)

 これまでの所ここに書いたことのメインは「実在の人物の幻獣化」ですが、ギルガメシュ王と野村氏の決定的な違いは、ギルガメシュが死後に幻獣化したのに対し、野村氏は現役でゲームを作っているってところですよ。存命の人物も幻獣化するのです。

 私は第一にゲームオタクですがアニメや漫画も知らない訳ではありません、他サイトでは(別ペンネームで)そっち方面のこと書いているくらいには。存命の人物が幻獣化した代表的な例にもうひとかた、初代ガンダムの監督である富野氏がいます。氏は実在の自分と風評上での自分の乖離にかなり悩んだり怒ったりしていらしたのですね。私は知り合いでもなんでもないんでどうもできなかった訳ですが「あーこの人、西洋のハイファンタジーには造詣深そうなのに、バビロニア神話は読んだことないんだなあ」とか当時思ったのを覚えています。私がここを書いた後はそれについて愚痴ることもなくなったので、氏もここを読んだものでしょう。

 それは余談で、幻獣化は興味深い現象で多くの事例があったほうが面白いのは間違いないのですけど、必ずしもそのモデルとなった人物が亡くなっている必要はないわけです。というかもう、岩田氏が長生きなさっていれば今後作られたであろう作品がごっそりなくなってしまった損失が大きすぎてね……バルーンファイトもMOTHER2もスマブラも他にもたくさん、全部が素晴らしいゲームでした。もっと岩田さんのゲームやりたかったです。

 これを機に、他の会社ではできないと思うので任天堂にはゲームの歴史アーカイブみたいなもの作って欲しいなと個人的には思うけどどうなのかな?アーケードまでは無理かもだけどコンシューマだけでも。関西だから経営的に渋いと言わず、歴史と伝統の京都の会社として取り組んでいただきたいものです。生き字引は沢山いらっしゃるだろうけど、当たり前の話、生きてるだけにいずれはお亡くなりになってしまうからね。

 それにしても岩田さんは早すぎた。21世紀に入ってから、まだ早いクリエイターに対して何人も、惜しい人を亡くしたって書いているよね。こういう時代、山内組長(これはファンによる一般的な愛称で、私個人が他意をもって使用するものではありません)みたいなキャラクターじゃないと乗り越えられないのかも知れないなあ。岩田さんは山内組長に発見されたところが運が良かったと思うの。でパックマンで同じくらい海外に名前売ったナムコが今の有様なのは山内組長がいなかったからだと。そうだゲームアーカイブやるなら神社併設してください日本人がずっとやってきた伝統に則って。とりあえずおまつりするのは山内、横井、岩田は決定ね、海外からも参拝客来ると思うよ。ちなみに私はバキでも勇次郎でもなく花山薫さん派です。地上最強は実際社会不適応すぎるけど薫さんはアウトローであっても人望素晴らしいもんね。

 と少々含みを持たせつつ、そろそろインベーダーブームから始まった日本のコンピュータゲームの1時代が終わろうとしているのかもと思ったものでした。寂しいね悲しいね。