さぼってんだログ 常時ネタバレ

今のところ、和製RPGのシステムについて本気出して考えてみている。ネタバレに配慮していません。

バハムート≠ベヒーモス

 ギルガメッシュに続き、昔からある想像上の存在をお借りするに際し、スクウェア(懐かしい社名です)が名前だけ使って、中身のほうはオリジナルをあんまり気にしてなかった顕著な例をもういっちょう。
 バハムートは竜のモンスター、ベヒーモスは角の生えた獣です。FFにおいてこの2体のモンスターはかなり強く設定されてますし、知らない人はにわか認定されても仕方ないです。が、以下の事実はあんまり知られてなさそうな。
 何神話だか伝承だかは知らないんですけど、バハムートとベヒーモスは日本語に翻訳される過程で生じた「表記ゆれ」で、つまりは元々同一のモンスターを指しています。
 日本人はふつーそんなこと知りません。私だって知りませんでした。スクウェアのスタッフさんも知らなかったんでしょう。ゲームに登場させるために海外のモンスターについて調べ、だけど深くは調べずに、「ぼくのかんがえたバハムートのイメージ」の絵をかいて、さらに「ぼくのかんがえたベヒーモスのイメージ」の絵もかいちゃったわけですよ、別々のモンスターとして。もちろん攻撃のクセとかのキャラクター付けも違ってます。
 ファミコン、スーファミ時代はプレイヤーは主に日本人だったので気が付いた人は少なかったのですが、プレステ時代になって大々的に海外へも販売するようになると、外国語へ翻訳しなくてはならなくなります。翻訳者から以下のごときツッコミが入ったことは想像に難くありません。「バハムートとベヒーモスって同じもんなんだけど。どう翻訳しろと?」
 どう翻訳してるんでしょうねえ。私の見解を述べますと、バハムートとベヒーモスは別のモンスターです。FFファンもスタッフも、もちろん私も別のモンスターだと認識してるんだから、元がどうでもそれらは別物。そういうもんでしょう。

次回何やるって書いても絶対そうならないな。というわけで予告はアテにしないでください。でもアルテマについては必ずやるよ。